カリンの日記
きのうは事件がありました。
ずーっとお留守番して、あっ、パパだ!って、ドアのところで待ってたのに、
パパがはいってきません。
パパー、パパーっていったのに、ドアが開かないの。
パパが「たいへんだ!鍵、忘れたよ。おーい、カンちゃん、あけてくれよー」っていうの。
カリンもがんばったんだけど、だめだったの。
パパがママに電話して、ママが急いで帰るからって言ったんだって。
パパがママを迎えに駅までいってくるねって、行っちゃたの。
カリンは、さびしくて、泣いちゃいました。
そのあと、みんながいっぺんに帰ってきて、ごはんをもらいました。
夜、みんなが、こんなときどうしようかって、相談してました。
鍵をどうするのかな。それはないしょだって。
でも鍵ってなあに?カリンがいっしょうけんめいお留守番して、おうちを守ってるからね。
パパ、忘れちゃダメよ。